平成17・18年度 全旅連青年部 部長所信

平成17・18年度部長  佐久間 克文

【はじめに】

前期松田部長は「集い 語り 動く」というテーマを掲げ、何のために青年部活動をするのか? 何のために青年部に入ったのか?を常に問いかけ、個々の青年部員が強くなることが全旅連青年部という組織を強くすることであるという土台(床)を築かれました。

今期私は、その土台(床)を再度見つめ直し、その土台(床)というものをより強く、大きなものにし、さらなる青年部組織の活性化を実現するべく邁進する所存です。

【リーダーとして】

松田体制を振り返るに、全旅連青年部組織においてはブロック長の役割を再認識してもらうことで、全旅連青年部執行部と各ブロック、各都道府県との距離を近づけようとされました。具体的な方法として、2年間の中で10ブロック内での持回り常任理事会議を行い、各都道府県部長にオブザーバー参加していただきました。執行部側が動き、こちらから距離を縮めようとする手法でした。これはかなりのインパクトがあり、各ブロックにおいてオブザーバー参加された都道府県部長にとりましては、全旅連青年部執行部が今何を議論しているか、直接触れていただくことでより理解が深まったように感じております。

しかし、ブロック長との連携においては、ブロック長の役割なるものの明確な取り交わしがなく、意志の疎通が必ずしも十分とはいえない面もありました。その点は今期への反省材料として受け止め、第1に、今期のスタートにあたり今一度、執行部とブロック長との意思疎通、役割の明確化を図りたいと考えます。

第2には、ブロック長の役割を踏まえた中で、執行部と47都道府県青年部との距離をさらに近づけるための行動を取ります。47都道府県部長は地元を代表するリーダーであり、次なる全旅連青年部の執行部延いては全旅連(親会)を担って頂く貴重なリーダーとの認識より、具体的な方法として、各都道府県部長を常任理事会議・正副委員長会議にお呼びし、会議にオブザーバー参加して頂くのは勿論の事、その会議の前後で彼らを対象にした研修会やディスカッション等々、リーダー育成のためのプログラムを実施します。

【今期の活動ビジョン】

現在、青年部には入会資格のなかに45歳という年齢制限を設けています。かつて先輩方が築かれたこの全旅連青年部という組織は、ホテル・旅館経営者として、また一人の人間としての基礎を作り上げる場でもあります。私はその設定された期限が45歳という年齢の目標だと認識します。それまでにどのような経営者になりたいか、或いはどのように経営者として成長していくかはそれぞれの考えに拠るところが大きく、経営者として、また人間としてどうなりたいかのビジョンを是非決めて頂きたいと考えます。

しかしながら、これだけ世の中の変化が早い時代に於いて、この45歳という目標年齢がはたして適当なのでしょうか?もしかしたら遅いくらいかもしれません。ホテル・旅館経営者として人生を生きるわけですから、好むと好まざるとに拘わらず、どの道この業界に身をおく立場として、この業界の発展のために誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分が源泉となって諸問題等に取り組んで参りましょう。

そのためには青年部組織の「入口と出口」を考えてみてください。

「入り口」、つまり新たな青年部員の拡大のことです。青年部組織の土台の強化には新たな青年部員の発掘、掘り起しが必要です。その推進力となる方々が47都道府県の部長であり、その部長と連携を出来る限り取り青年部の掘り起こしを行います。

また、「出口」でありますが、45歳で卒業を迎えられる青年部員のその後の活躍の場所がかなり少ないのではないでしょうか?卒業する部員、すなわち青年部で鍛え上げられた、まさしく旬なる部員です。是非、この方々たちが地元の県にもどり、青年部員先輩としてあるいは親会のステージにあがり活躍していただくこと、この道筋、仕組みを創りたいと考えております。

 

その目的達成のために、私は活動テーマを 「聴いて 感じて 伝えて 磨く」(聴 感 伝 磨) というこの4つのキーワードにこだわり、活動を進めて行く所存です。

 

《聴いて》とは、聞くは違い、青年部活動で出会った人の意見や考えに対し意図を持って聴いてみましょう。

《感じて》とは、意図して聴くことにより新たな物事の捉え方=感じ方が起こるでしょう。

《伝えて》とは、そのあなたが感じたことを周囲の人たちに伝えてください。

《磨く》とは、自分自身はもとより伝えることで周囲の人までも磨かれるはずです。

とりわけこれからの2年間、青年部組織においては20歳台から30歳台の部員の増強活動に主眼を置きたいと考えます。若い世代、これから次代を担っていただく世代への働きかけを致します。そのポイントが全旅連青年部をより理解してもらい、それぞれがさらに強くなるための研修を実施することにあります。

 

特に「全旅連青年部に出向」して頂く皆様にはお願いをします。それは、貴重な時間と費用を使って出向して頂くわけですが、その背景には自社を守る人たち、あるいは家族がいて、さらには地元の青年部員の仲間がいます。本当は出向したいのに何らかの事情で断念せざるを得ない人たちもいる事を忘れないで頂きたいのです。ですからその人たちの為にも地元へ戻ったならばあなたが享受した情報を伝えて頂きたいのです。あなた自身が源泉となって周囲の人たちを巻き込んで、もしかしたら眠っているかもしれない人材という原石を磨き上げ、素晴らしい成果を創り出していきましょう。

 

【自分が源泉】

我々は旅館、ホテル、ペンション、民宿、レジャーなどの形態やその規模の大小等々、様々な分類の仕方はあるでしょうが、広く宿泊産業の一翼を担っているわけです。少なくともここに集う全国の部員の皆様はこの職業を天職と考えて頂きたいし、そう想うことが出来たならば、“どうせやるなら楽しくやろう”と覚悟を決めて頂きたいと考えます。そして、そのために気力、体力が十分旺盛である20歳台から40歳台前半に掛けて、この「青年部」という場を存分に利用してみませんか。

それにはやはりそれぞれの青年部員が目的意識を明確にして活動に参画して頂くことであり、自らが源泉となって関わって行動、実践してみることではないでしょうか。

青年部に入るメリットとは? という質問が今でも聞かれます。この答えは以下の2点に集約されると思います。

さらには「全旅連青年部に出向」という機会を利用すれば、地域間を越えた全国の部員との交流も図れ、より自己を鍛えることが出来るはずです。

 

最後になりますが、《青年》はいつの時代でも志を高く持ち続け、自由な発想と国際的見地で物事を考えるようであって欲しいものです。私はこの2年間、微力ではありますが、青年部活動がより活性化することに邁進する所存であります。全国の部員と同様にさらに勉強させて頂きますので、皆様よろしくお願い申し上げます。

全旅連青年部

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